ダイソーやセリアなど、100均のお店はたくさんありますよね。
最近では商品のクオリティも高く、100均とは思えないおしゃれな商品もかなり多く見かけるようになり、まんまと100均ショップの戦略にハマって必要のないものまで買い過ぎてしまいます。
そんな100均ですが、フィギュアケースも販売しており、実際に利用している方も多いと思います。
サイズも多く揃えていて、中には100均にもかかわらず300円~400円するフィギュアケースもありますが、それでも安いですよね。
しかし、100均で売っているフィギュアケースではホコリからはフィギュアを守ることはできますが、劣化を防ぐことはできないのです。
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劣化の原因
まず誤解が無いように言っておきますが、フィギュアは開封済みであれ未開封であれ必ず劣化します。しかし、フィギュアの保管方法により劣化するスピードには大きな差がでます。
その劣化の大きな原因は可塑剤 (かそざい)の気化と紫外線です。
可塑剤の気化
「可塑剤 (かそざい)」とは、フィギュアの素材であるプラスチック(PVC)を柔らかくする効果があり、フィギュアを形成する際に使用されている物質です。
可塑剤が気化するとフィギュアの表面がべたつくようになります。
また、可塑剤はフィギュアを未開封のまま保管していても少しずつ気化しているため、年代物の新品未開封のフィギュアを買って開けてみたらベタベタする・・・といったこともありえます。
可塑剤の気化はどうやっても防ぐことができないので、100円のフィギュアケースでも数万円するフィギュアケースでも対して差はありませんが、気化を少なくするには、直射日光を避け、あまり暑くならない環境にフィギュアを保管するのがおすすめです。
ちなみに可塑剤の気化によるべたつきのクリーニング方法を紹介していますので、もしよろしければご覧ください。
紫外線
フィギュアの日焼け・色あせの原因は紫外線です。
紫外線を防ぐにはUVカットのフィギュアケースを使用するのが一番よいのですが、UVカットのフィギュアケースは値段も結構高いです。
100均のフィギュアケースのほとんどはプラスチック製でUVカット非対応のため、日焼け・色あせを防ぐことができないのです。
ちなみに、下の記事でUVカットに対応したフィギュアケース以外のUVをカットする方法もご紹介しています。
余裕があるならしっかりとしたフィギュアケースがおすすめ
懐事情にもよりますが、フィギュアを飾るなら100均のフィギュアケースではなく、しっかりとした作りのフィギュアケースをオススメします。
オススメする理由は当然劣化を防止できることもありますが、一番は見た目が数倍アップすることです。
どうしてもプラスチック製のフィギュアケースは反射や映り込みが多く、せっかくの数千円~数万円もするフィギュアが安っぽく見えてしまうのは否めません。
反対にフィギュアケースがしっかりしていると、安いフィギュアでもカッコよく見えます。
こちらの記事をご覧頂ければきっとフィギュアケースが欲しくなりますよ(笑)
参考記事:【厳選】マネしたくなるオシャレなフィギュア棚の飾り方を集めました!
また、フィギュアを手放す際にもべたつきや日焼け・色あせがあると買取価格が急激に安くなるので、フィギュアの価値を保つためにもフィギュアケース選びは非常に重要です。
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