フィギュアの日焼けや色あせなど劣化を防止するには

フィギュアは経年により必ず劣化しますが、飾り方や飾る場所を工夫することによって劣化を抑えることはできます。

フィギュアの劣化で一番多い悩みなのが日焼けや色あせではないでしょうか？

この記事に書いている内容

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日焼けや色あせの原因は紫外線

フィギュアの日焼け・色あせの原因は紫外線です。紫外線とは簡単にいうと太陽から放出されている太陽光線のひとつで、肉眼では見えない「不可視光線」です。

人間は紫外線を浴びると日焼けしたり、シミ・しわ・皮膚の腫瘍（いわゆる皮膚ガン）の原因にもなりますが、フィギュアも人間と同じで紫外線を浴び続けると日焼けや色あせを引き起こします。

つまり、紫外線をシャットアウトできれば日焼けや色あせを防ぐことができるのです。

UVカットという言葉を聞いたことがあると思いますが、UVカットとは紫外線を防ぐ機能のことです。

UVカットの商品にはどのくらい紫外線をカットできるかの指標として「紫外線○%カット」のような表記がされています。

製品によりどのくらい紫外線をカットできるかは異なりますが、紫外線100%カット以外の場合は少なからず紫外線のダメージを受けます。

フィギュアに対しての紫外線対策にはいくつかの方法があります。

フィギュアの紫外線対策としてUVカット用のコーティングスプレーが市販されているので、スプレーを直接フィギュアへ吹きかけてコーティングすることができます。

フィギュアの素材や塗膜によってはスプレーの成分が影響して塗料がはがれたり下地がひび割れたりすることもありますので、あらかじめ目立たない箇所で試してから全体にスプレーするようにしましょう。

光は窓から差し込むので、部屋の窓にUVカット対策を行うのも有効な方法です。

窓へのUVカット対策としては窓ガラスにUVカットのフィルムを貼ったり、窓ガラスへ直接塗るなどいろいろな方法がありますが、窓ガラスにUVカット対策を施工しても、紫外線は少なからず家の中まで通していますので、フィギュアの劣化対策としては完全ではないので注意しましょう。

一番オススメの方法はUVカットのアクリル製のフィギュアケースに飾る方法です。

紫外線は太陽からだけではなく部屋についている蛍光灯などからも微量ながら放出されているので、UVカットのフィギュアケースは、通常のフィギュアケースより少し高いですが確実に紫外線からフィギュアを守ることができます。

UVカットでないフィギュアケースでもある程度は日焼けや色あせを防げますが、それでも長期間飾っておくと日焼け・色あせはするので、フィギュアの劣化を防ぎたいのであればUVカットのフィギュアケースをおすすめします。

一度日焼け・色あせしたフィギュアを元どおりに戻すことは再度塗装をしない限り不可能です。

しかし、日焼けの場合はある程度目立たなくすることは可能です。

それは、ワイドハイターEXパワーを使用する方法です。

こちらのサイトでは、黄ばんだゲームボーイをワイドハイターEXパワーを使って黄ばみを除去していますが、ゲームボーイと同様にプラスチック製のフィギュアならある程度はきれいになります。

フィギュアの黄ばみを落とすため手順はいたって簡単で、ワイドハイターEXパワーの原液にフィギュアをつけたまま天日に２〜３日晒しておくだけ。

黄ばみが落ちる仕組みは①過酸化水素水、②漂白活性化剤、③紫外線の３つが重要とのことで、①と②は衣料用漂白剤のワイドハイターEXパワーに含まれており、③は太陽光に含まれていることから、この方法で黄ばみが落ちるようです。

私も実際に試してみましたが、完全に黄ばみは取れなかったものの、それほど目立たなくなり飾っておく分には気にならないくらい黄ばみは取れました。

手間もかからないので、日焼けでお困りの場合はぜひ試してみてください！（くれぐれも自己責任でお願いしますm(_ _)m)

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